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moukeru2車の購入は大きな買い物なので少しでも安く買いたいと考えるのが普通です。特に値引き交渉については雑誌やインターネットで調べて商談に臨む方が大半ですが、懐限界まで攻め込んで

値引き額を目いっぱい引き出せているお客さんはごくごく少数

だと友人のディーラーから聞きました。きっと今この記事をご覧の方も、欲しい車をどうやって安く購入するか調べてここに辿り着いたのだと思います。

私もディーラーの友人に相談し、あっちこっち調べまわり様々な準備をしましたが、苦労の甲斐あって納得のいく成果をあげることができました。私がそこに至るまでに得たノウハウとどうやって安く購入できたのかを事前準備と見積取得、商談の進め方の3STEPで紹介していきます。

この記事をご覧の方もこれから紹介する値引き手法を参考に、欲しい車種を納得のいく価格で購入できることを願っています。

目次

事前準備

1.買取店で適正な下取り価格を把握

moneyディーラーとの商談に臨むにあたり、買取店で適正な下取り価格を把握することが重要です。理由はディーラーの下取り価格が買取店に比べ格段に安い価格提示となるためです。基本的に買取店はディーラーより下取り価格が高くないと商売が成立しないという友人の話を聞いて納得しました。この手間をかけるだけでも20万円~30万円程度の差がでます。少しの手間で確実に効果が出るのでここは手を抜かないようにしましょう。

何はともあれ複数の買取店に足を運び、適正な下取り価格を把握してください。そしてこの価格をベースにこの先のノウハウを駆使して商談を進めていきます。

ちなみに私の場合、家の近所にマイナーな買取店が1店舗しかないので、一括査定サイトで複数社から査定を取って、一番査定額の高い金額を把握して商談に臨みました。CMや雑誌でよく見るGulliverやカーセブンなど合計10社から見積取得しました。査定は無料なうえ、ものの1,2分で終わるし、楽して日給20万円をGetしました。

日給20万円と言ったのは、買取業者間でも価格がまちまちでしたが、トヨタ公式ホームページの査定価格と比べて20万円以上も高く査定されたからです。
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買取業者を選択して、メールのやり取りのみで買取価格を把握するには

最近よくCMで見かける株式会社リクルートが運営する「カーセンサー.net」もお勧めです。利用者数は約390万人を突破し、加盟している買取業者はCMや雑誌で見かけるメジャー所が多く登録されているので安心して査定依頼ができます。

一番のお勧めは、連絡希望時間帯の入力欄に「e-mailで連絡希望」と記入するだけで、買取業者との電話のやり取り無しで、メールにて買取金額の概算見積が入手できる事です。
電話対応なしで、複数社からメールのみで買取金額を入手して一番高く買い取ってくれる業者を絞り込めるので凄く便利です。

平日に査定依頼をオンラインから入力しても、メールのやり取りなので、当日や翌日の仕事に全く影響しないで気軽に利用できます。また査定依頼を行う際に曜日や時間帯を気にする必要もなくなります。これはとても大きいです。

更に査定依頼時に嫌な買取業者は避けて、自分で買取業者を指定できるのも他にはないメリットです。

・仕事中に電話してほしくない。やり取りはメールだけで完結させたい。

・週末の商談に向けて、平日のうちに見積を取っておきたいが、仕事中に業者からの電話は出れない。

・買取業者との電話のやり取りがメンドクサイ

そんな方には、「カーセンサー.net」がお勧めです。
「かんたん車査定ガイド」と比べると若干入力項目は多いのですが、90秒程度で完了できるのでそれほど手間もかからない無料査定のサイトです。リクルートが運営というのも安心材料です。

▼▼カーセンサー.net簡単ネット査定の公式ページはこちら

カーセンサー.net
利用者の数は390万人を超え、リクルートが運営する安心の無料買取査定サイトです。買取業者との電話連絡なしで、メールのみで簡単に買取査定の最高額が分かります。査定依頼に曜日を選ばず、手軽に使いやすいのが特徴です。カーセンサー.net簡単ネット査定

 

2.欲しい車種、オプションを明確化する

prius_what_need_car_option当然のことながらまずは欲しい車種とオプションを明確にします。ここがしっかりしていないとディーラーとの商談で、いちいち説明を聞かなければならず時間をロスして肝心な値引き交渉にまでたどり着けなくなるからです。また、不必要でたいして価格に影響しないオプションをつけてお得感を演出する営業トークに押されてしまっては本末転倒です。

本当に欲しい車種とオプション、予算に合わない場合は2番手まで考えて商談に臨むのが重要です。

ライバル車の価格調査

prius_raibaruライバル車の価格調査は商談における値引き材料となるので重要です。オプション費含めきっちり調査します。ライバル車というのは、例えばトヨタの新型プリウスなら同じクラスのインプレッサやアクセラ。新型シエンタならホンダフリートなどです。ライバル同士を戦わせて多くの値引きを勝ち取るのが狙いです。

ただ、気を付けないといけないことが1つあります。それは販売台数です。

いくら同じクラスのライバル車と価格を比べても販売台数に差が大きい場合は、売れていない車種は当然値引き幅は大きくなります。逆に売れている車種は値引き幅は小さくなります。値引き交渉の材料としてライバル車を調べる際は、販売台数が近い車種(もしくはライバル車の中で一番販売台数が多い車種)を調べるようにしましょう。

営業成績の悪そうな若手営業を見つけ出す

sale-manいかにも成績の良い営業は自分の顧客や紹介で売れているため値引き交渉で折り合いがつかないと見切りが早いです。若手でいかにも売れていなさそうな営業の場合は、上司は値引きしてでも若手に売らせるように仕向けます。これは組織として当然の行動なので、ここを狙って後々明らかにする値引きテクをフル活用して商談を進めます。

抽象的な表現になりますが、まずは売れてなさそうなオーラをだしている営業を探し出してください。

見積取得

購入予定時期を明確に伝えて見積を取る

prius_mitsumorisyo営業成績の悪そうな若手営業を見つけたら、購入予定日を伝えて見積を依頼します。購入依頼日は実際に買うかどうかは別として営業成績が決まる月末までの期間で指定します。早ければ早いほど良いので、明日買うかどうか判断するくらい言ってもいいかもしれません。ダラダラ商談を進めるよりも最初からそれなりの値引き額を提示してくるはずです。

ここでのポイントは以下の3点です。

①購入意思を判断する日付(近いほど良い)を宣言し、最初から勝負できる見積作成を約束する。

②裏で並行してライバル車含めて3車くらいの見積をとっておく。

③ライバル車含め、見積取得時は下取りありとなしのそれぞれ依頼する。

①は上でも書いたように、最初から勝負のできる見積を出させるためです。②は商談時に他者競合により値引きを引き出すために必要です。③は下取り対策費の有無を確認するためです。買取店での価格より大幅に高い場合は対策費が乗っているものだと判断することができます。これらの情報を商談時にフル活用して値引き交渉を進めていきます。
商談を有利に進めるための新型プリウスのライバル車選びはこちらを参考にしてみてください。
【値引き方法公開】新型プリウスの商談に使えるおすすめライバル車は?

商談の進め方

見積後の電話連絡は値引き交渉チャンス

priusu_dhira_tel買う意思を伝えているので見積をもらった日に営業から電話連絡が必ずきます。この電話でも改めて明日決める旨を伝えることが重要です。更に他車も値引きした額を持ってくると連絡があったことを伝え、今晩一日じっくり考えると伝えると効果的です。その日の晩にさらに見積を作り直して持ってこようとする営業もいるが、それなりに納得できる価格が出てきても、そこではまだ決定してはいけません。まだまだ値引き交渉は始まったばかりです。

下取り査定額を叩く

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値引きにばかり目が行って、下取り価格はそのまま受け入れてしまいがちです。冒頭述べたようにディーラーは安い下取り価格を提示してきます。そこで買取業者から取得した適正な下取り価格を元に、営業の下取り査定額を叩いて値引き交渉しましょう。

やり方は簡単です。苦労して取得した買取業者の下取り価格で一番高い査定額を提示した見積書を営業に見せるだけです。

これを見るとたいていはすぐに見積書作り直してきます。営業も下取り査定額を低く見積もって出していることを認識しているからです。これだけでも20万から30万程度は値引きが入ります。実際に私が行った時も約20万の再見積り結果が出てきました。

よく聞く営業トークで、「これ以上の値引きは難しいのですが、本日限りのキャンペーンで下取り額を10万円上乗せします」とか聞きますが、これを鵜呑みにして話を進めると必ず損します。せっかく準備段階で買取業者から取得した適正な下取り価格をしっかり使って値引きさせましょう。

値引き額の妥当性を確認する

kakaku_com_image購入時期を宣言しているためある程度勝負している値引き額ではあると思いますが、営業によってはまだ余力を残して出してくることは十分にあり得ます。そこで提示された値引き額をインターネットや雑誌で調査するのが良いです。たまに見かける高額な値引きは複雑な条件が重なったレアケースなので参考程度に見るようにしてください。ここでは、どれだけ値引き交渉の余地があるかを確認するためです。

価格comの購入者レビューの値引き幅を見ると参考になると思います。

最終見積の提示を依頼し、実印を持っていく

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最終見積の提示を依頼します。商談では実印を持っていきます。前回の見積から変わっていない場合は、実印を見せて今日決めるつもりで来たことをアピールします。上司に連絡して値引きの見直しをしてくれるでしょう。それでも営業のアクションがない場合は諦めて撤収しましょう。たいていの営業はこれによってやる気を見せると思います。またある程度納得できたものが出てきても、いったん保留にしてそこでは決めないようにしましょう。その日の夜まで考えさせてくれと伝えるのが良いです。

値引き額の指定と契約意思アピール

prius_keiyaku_ishi夜、営業から電話がかかってきます。そこで今度は値引き金額をこちらから指定して会話を進めましょう。この値引きができたら即決するという条件をだすのです。冗談ぽく「100万円値引きなら、今すぐ契約するよ」と無理な数字で振ってみます。「それは厳しいです。。」とだいたいなりますよね。そこで「じゃあ、20万円ならどう?(あらかじめ調べておいたMAX金額のちょっと上を提示)」と切り出してみましょう。「20万円なら今すぐ決めるから上司に聞いてきてよ」とお願いしてみます。一度、大きめな数字から現実的なラインへと落としていくと、MAX値引きの境界線が見えてくるので、相手のニュアンスと表情を見ながら値引き額を徐々に下げるのがコツです。ここでいまいちな結果であればもう日曜まで考えさせてほしいと伝え、この場は引きます。なぜ日曜日なのかはこの後説明します。

決戦は日曜日

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なぜ交渉を日曜日まで引っ張るのか。それは日曜の夜7時くらいなるとお店には、営業部長や担当役員といわれる偉い人から契約台数の進捗確認電話が現場の店長職にやってきます。販売成績が良くてももっと頑張れと言われるし、販売成績が悪ければどうすんだと突っ込まれます。当然、現場の営業は店長から同じことを言われます。そうすると、イヤでも今日契約すると決めていると言っていたあなたに電話するしかなくなります。こういったタイミングで最後の一押しをかけるのです。

最後の一押しの交渉

prius_saigo_hitooshi_2日曜の夜には、営業は上司からの煽りを受け必死になって連絡してきます。(日曜の夜というのは、月末の決算に近い時期の方がより効果的です)ここであなたは営業側の大変な状況を会話の中で引きだして同調します。「大変だね、私もあなたのところで買いたいと思っているよと。」最後にあと10万円値引きしてくれたら今日この場で決めてしまうと伝えるのです。こうなったら営業は上司に電話して相談するしかないはずです。ここまでで相当な値引きを引き出していると思いますが、最後の一押しでさらに値引きを引き出します。夜の9時過ぎくらいまで引っ張って商談すれば、相手の営業マンの達成感も最高潮となり「店長、決めました~!」と喜んでお店に帰っていくはずです。ここでその素振りがないようならこの商談はやめた方がいいです。契約してもアフターが不十分な可能性が高いからです。
このように用意周到に戦略的に値引き交渉することで相場以上の値引きを引き出すことが可能です。

まとめ

値引き交渉で効果が高いのは、以下の3つのポイントです。
ここまでに書いた交渉の流れはこのポイントを生かすための伏線と思っていただければよいです。
<効果の高い値引き交渉のポイント>
1.下取り額を叩く
2.実印を見せて契約意思のアピール
3.日曜に契約する

1は買取業者から適正な買い取り額を入手することで20万から30万の値引き効果ありです。

2はこの意思表示で10万円程度は値引きを引き出せます。

3は最後の一押しで5万から10万の値引きを引き出すことができます。

一概にすべての車種に同じだけの値引き効果が出るかは断言できませんが、ここで記載した値引き交渉の流れは高額な買い物をいかに納得して買うかと考えた場合に必要な行動です。営業は巧みな話術で交渉を進めてきます。是非ここに書いた手順を参考に納得のいく価格で車の購入をしてください。

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