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BEAUTIFUL MONSTERのキャッチフレーズで話題の新型カムリ(CAMRY)がフルモデルチェンジして2017年7月10日に発売されました。

アメリカでは乗用車の分野で15年連続販売台数トップの人気車であり、海外の販売目標は強気の3万台/月を目標としています。国内では2,400台/月と控えめな販売目標ですが、発売から1ヶ月で目標の5倍を売り上げるなど、デザインや機能が大幅に刷新されていることから注目の一台となっています。

そんな新型カムリ(CAMRY)は一体どんな車で、どこが優れていてどこに欠点があるのかとても気になります。そこで新型カムリ(CAMRY)に関する雑誌や口コミサイト、ディーラーへのインタビューなど、独自の情報収集・集計を行い、

口コミ・評価から新型カムリ(CAMRY)を徹底分析し、強みや弱みを明らかにしていきます。

エクステリア、インテリア、乗り心地、燃費、エンジン性能・走行性能、価格に関する評価をたっぷりレポートします。

目次

新型カムリ(CAMRY)が若者向けに刷新!エクステリアは高評価も機能性には賛否両論か!?

SUVやコンパクトミニバンの売れ行きが好調な中、トヨタから投入されたミッドサイズセダンの新型カムリ(CAMRY)は、エンジンや乗員レイアウトを低重心化し、トヨタ独自フロントマスタであるキーンルックを更に進化することで若者向けにデザインを刷新しています。

BEAUTIFUL MONSTERというだけあってとにかくかっこいい仕上がりですが、見た目と引き換えに犠牲になっているところもあるようです。エクステリアに関する口コミを車高や車幅のキーワードに着目して口コミや評価、評判をまとめました。

新型カムリ(CAMRY)は車高が低すぎて乗りずらい?車高に関する口コミを調査

新型カムリ(CAMRY)はセダン復権を成し得るのか?一つのポイントになるのが車高だと思います。スポーティーで先進的な印象の新型カムリ(CAMRY)ですが、車高が低いことには賛否両論あるようです。車高だけに着目すると、先代と比べてカッコ良さと引き換えに乗りにくさが増したという口コミが散見される結果となりました。

~メリット~

No 口コミ内容
1 スポーツカーのように、Aピラー(運転者と助手席の斜め前にある柱)が寝ていて車高が低くとてもかっこいい。
2 車高が低く、ビューティーモンスターなエクステリアと相まってスポーティーで好印象。

~デメリット~

No 口コミ内容
1 前のカムリよりドア上枠の地上高が10cm程下がり乗りにくい。
2 フォーマルに乗るセダンが好きなのに低くて乗りにくい。
3 デザインにこだわりすぎ。乗りやすいスタイルにして欲しかった。

クラウンよりも大きいと話題。新型カムリ(CAMRY)のサイズに関する口コミを調査!

新型カムリ(CAMRY)は全長4850mm、車幅が1830mm、車高1440mmとワイド&ローとなっています。

先代と比べると、全長は変わりませんが、車幅がマイナス5mm。車高は30mm低くなっています。クラウン アスリートは全長4895mm、車幅が1800mm、車高が1450mmとなっており車幅はクラウンより30mm大きいのが特徴ですが、国内のサイズに関する口コミが気になったのでまとめてみました。

~メリット~

No 口コミ内容
1 外観を見た瞬間、ワイド&ローな印象。クラウン並みのサイズでインパクト大。
2 前席・後席ともに広さがあり居住性が良い。
3 運転席に乗るとまず始めに車幅の大きさを感じる。

~デメリット~

No 口コミ内容
1 米国サイズ基準で作っており、日本で評価(売れる)されるのか気になる。
2 タイヤはGグレードで215/55R17、Gレザーパッケージは235/45R18。タイヤが大きすぎてスタッドレスの履き替えが大変そう。
3 最小回転半径が5.7m、Gレザーパッケージは5.9mで国産セダン最大級。小回りが効かないので注意が必要。

高級セダン対決。新型カムリ vs クラウン(アスリート)の比較評価と優劣を評価しています。詳しくはこちらをご覧ください。
何が違う?新型カムリ(CAMRY)とクラウンはどっちが買いなのか徹底比較検証。

ビューティーモンスターって言うけど、新型カムリ(CAMRY)のデザインは賛否両論か?

車高やサイズ以外のデザインというキーワードから口コミを調査しました。

先代と比べデザインが見直され、従来の購買層よりも若者向けに進化を遂げた新型カムリ(CAMRY)です。個人的には見た瞬間、「高級感があってとにかくかっこいい」という印象でしたが、デザインに関して周りではどんな評価なのでしょうか。海外では人気の車種ですが、国内では利便性を引き合いに賛否両論分かれる結果となりました。

~メリット~

No 口コミ内容
1 フルモデルチェンジによりスポーティーなデザインに変貌を遂げ、若い購買層にも人気が出そう。
2 先進的なエクステリアを中心にデザインはよくまとまっている。
3 フロントマスクはワイドで鋭い印象。攻撃的でありながら煌めきを感じるデザイン。
4 リアデザインはリアコンビネーションを中心に伸びやかでシャープな印象。

~デメリット~

No 口コミ内容
1 燃費は良いがデザインは好き嫌い別れそう。
2 若者向けに進化しているが、セダンにワイド&ローなデザインはこの時代ウケなさそう。
3 デザインは賛否あるが、フロントの洗車が大変そう。

高い買い物だから色選びも失敗できません。新型カムリ(CAMRY)の失敗しない色選びはこちらを参考にしてみてください。
新型カムリの人気色カラー公開。失敗しない色選びのポイントとは。

 

 

新型カムリ(CAMRY)のインテリアはクラウン並みの高級仕様!?安っぽさを感じる欠点はどこ?

新型カムリ(CAMRY)のインテリアは、フレックスコーディネーションというコーディネートの考え方が採用されています。

基本は同系色の2トーンでインテリアカラーが選ばれており、その2トーンの中間色を追加することで空間の奥行や広がりを演出しています。また同色異素材を取り入れることで統一感と上質な質感を表現しています。口コミや評価を調べると、新型カムリ(CAMRY)のインテリアの高級感を知ることができますが、いくつか気になる欠点も浮かんできました。さっそくご覧ください。

新型カムリ(CAMRY)のインテリアはどの辺が高級仕様なのか?

新型カムリ(CAMRY)のインテリアはトヨタの公式サイトや口コミを見ても高級な作りが印象的です。どの辺が高級な作りになのか調査しました。まずはポジティブな意見をまとめました。

~メリット~

No 口コミ内容
1 内装が先代と比べてかなり高級感のある作りに仕上がっている。
2 インテリアはゴチャゴチャしていなく流線的で高級感がある。
3 コンソールボックスは手触りもよく、自然な高さにあって使い勝手が良い。
4 インパネを中心に高級感を感じさせるデザイン。レザーシートは質感が高く、手触り抜群。

新型カムリ(CAMRY)のインテリアにチープさを感じる2つの弱点。

新型カムリ(CAMRY)のインテリアに関する口コミを調査すると、意外にもチープさを感じさせる欠点が散見される結果となりました。気になるレベルかどうかは購入前に自分の目で確認するのが良さそうです。結果はこのようになりました。

~デメリット~

No 口コミ内容
1 スイッチ類がプラスチッキー。メッキ加飾があれば良かったと感じた。
2 ドアを閉めた際の音は、安い車によくある軽い音であり、重厚感がなく残念。

新型カムリ(CAMRY)の乗り心地もこだわりが満載。見た目以外にもこんなに進化!?

新型カムリ(CAMRY)は乗り心地にもこだわってます。全体が低重心な作りで、運転席の位置も低めに作られており、長時間運転しても疲れにくい姿勢が保たれます。

更に視界も広く、操縦安定性も先代と比べて向上するなど進化を遂げています。新サスペンションで高い操縦安定性も実現するなど最近のトヨタの走りへのこだわりを新型カムリ(CAMRY)でも味わうことができます。乗り心地に関する口コミはこのようになっています。

【乗り心地】
~メリット~

No 口コミ内容
1 低重心の新プラットフォーム(TNGA)、リヤダブルウィッシュボーンのサスペンション、新エンジンやボディ剛性など、FF車として完成度がとても高い。
2 シートはホールド感があり、突き上げ感もなく乗り心地が良い。
3 ハンドル操作もクイックに反応して車の大きさを感じさせない。
4 オルガン式ペダルがしっかり反応して運転が疲れない。速度調整も慣れると簡単で楽。

走行していて唯一気になるのがノイズのようです。ネガティブな口コミはノイズ以外は見当たりませんでした。

~デメリット~

No 口コミ内容
1 エンジンがかかると予想よりもノイズが入り込む点が少し減点だった。

新型カムリ(CAMRY)の燃費性能は同クラス世界最高峰!?実力やいかに。

新型カムリ(CAMRY)の燃費性能はJC08モードで33.4km/lの燃費(Xグレード)です。G レザーパッケージ、Gグレードは28.4km/lと同クラス世界最高峰を達成しています。新型2.5Lエンジンである、「DYNAMIC FORCE ENGINE」は最大熱効率41%となる低燃費と高出力化を実現しています。2.5L A25A-FXSエンジン+モーターにより、総排気量は2.487L。エンジンとモーターによって出力できる動力性能の指標となるシステム最高出力は155kW(211馬力)です。

これってどれだけのパワーなのでしょうか。口コミや評判を調査して燃費に関する実力に迫っていきます。

グレードによって燃費性能が大きく異なる。ポイントはタイヤサイズ!?

新型カムリ(CAMRY)のグレードには、Gグレード、Gレザーパッケージ、Xグレードの3種類あります。

それぞれの燃費性能とタイヤサイズ、車両総重量はこのようになっています。

 Xグレード:燃費性能(33.4km/l)、16インチ、1815kg
Gグレード:燃費性能(28.4km/l)、17インチ、1845kg
 Gレザーパッケージ:燃費性能(28.4km/l)、18インチ、1875kg

GグレードとXグレードでは30kgの重量差しかないので、タイヤサイズが燃費性能に影響していることが推測されます。それでは燃費性能に関する口コミを確認していきます。

~メリット~

No 口コミ内容
1 Gグレードだが、市街地で平均燃費19km/Lだった。カタログ値の約70%と燃費性能には満足している。
2 GとXで燃費性能が大きく異なる。30kgの重量差でここまで大きく異なるのか?15%も燃費性能が違う。
3 タイヤ幅(235/45R18)(205/65R16)に燃費性能差の原因があるように思われる。

ライバル車と比べて燃費性能や馬力はどれだけ向上しているか。マツダ アテンザ(ATENZA)セダンXDの価格は318万円だが、燃費性能は19.6km/l。
新型カムリの価格は329万円なので燃費も価格も新型カムリに軍配が上がります。また、ホンダ アコードハイブリッドLXの価格は385万円と新型カムリよりも高額な設定です。

ホンダ アコードハイブリッドLXの燃費性能は、31.6km/lとなっており、直列4気筒2.0Lエンジンだが、1600kgの車体重量を停止状態からの加速する際には、3.0Lエンジンさながらのスムーズな力強さを感じる事が出来るようです。

システム最高出力は146kW(199馬力)となっており、走りと燃費にこだわった車種ですが、新型カムリは燃費性能、最高出力、価格のどれをとってもアコードハイブリッドの実力を凌駕した出来に仕上がっています。

先代と比べて燃費性能や馬力はどれだけ向上しているか。

先代カムリはJC08モードで23.4km/L、総排気量は2493ccありました。ホンダ アコードハイブリッドの146kW(199馬力)と比較しても160馬力とライバル車にリードを許していた状況でした。今回の新型カムリ(CAMRY)は先代と比較しても約1.3倍の最高出力向上(馬力向上)となっています。

更に燃費をミッドサイズセダンでトップレベルに引き上げ、加速性や走行性能もライバル車を大きく突き放してリードするまでに仕上がっています。燃費だけでなく、走りにもこだわっているのが新型カムリ(CAMRY)ということです。

新型カムリ(CAMRY)のエンジン性能・走行性能はこだわりが満載。実力に迫る!

新型カムリ(CAMRY)は最大熱効率を41%を達成しながら、同時に小型化と軽量化も実現し、低燃費と優れた動力性能を同時に実現しています。これによりトルクやレスポンスが向上し、加速性能や高速道路での心地よい走行性能が実現されました。どれだけ拘っているのか、口コミや評判から調査しました。

~メリット~

No 口コミ内容
1 パワーがあり、ボディ剛性と静粛性が高く、ワンランク上の乗り心地を楽しめる。
2 直線で踏み込んだ時は、ワンテンポ置くことなく低い音とともに加速するエンジン性能に感動した。
3 直進安定性、コーナリング性能も高いレベルで両立されている。
4 路面状況を拾うこともあるが、サスペンションとシートがうまく相殺している。
5 ハイブリッド特有の機械音は感じられず、上質なエンジン音を楽しめる。

デメリットとなるような口コミは特に見つけられませんでした。フルTNGAモデルの実力がいかんなく発揮された結果ではないでしょうか。

新型カムリ(CAMRY)の価格設定はどう?売れるのか口コミを調査。

新型カムリ(CAMRY)は3つのグレードがあり、価格は次のようになっています。若者向けにデザインが刷新されたとはいえ、若者には少し手を出しにくい価格帯ではないかと思います。周りの声はどうでしょうか。

まずグレード別の価格はこのようになっています。

 Xグレード:329万円~(燃費33.4km/l、タイヤ16インチ、車両重量1815kg)
Gグレード:349万円~(燃費28.4km/l、タイヤ17インチ、車両重量1845kg)
 Gレザーパッケージ:419万円~(燃費28.4km/l、タイヤ18インチ、車両重量1875kg)

口コミはこのようになっています。思ったよりも高額なことに対してネガティブな意見は少なかったように感じました。価格以上に作りにこだわったからこその結果なのかもしれません。

~メリット~

No 口コミ内容
1 このクラスの値段なので、簡単に手が出る値段ではありませんが、妥当な値段
2 セダン復権を狙うならば、ベースグレードの価格が300万を切ればなお良かった
3 一番上のグレードを、ナビなど必要なオプションをつけて乗り出し価格が350万ぐらいであれば最高だった。
4 ディーラー特販部から新車も扱う中古車を通して購入。値引き23万で、下取りも一般の値引き相場よりも高く買取してくれて満足できた。

安全装置が搭載(トヨタセーフティーP)が搭載されることもあり、装備やデザイン、乗り心地などを踏まえるとある程度納得できる価格に感じるのかもしれません。

新型カムリ(CAMRY)購入時にこれだけはしないと絶対損をする。ちょっとの知識だけで得をする方法を紹介

新型カムリ(CAMRY)は価格の評価にもあるように乗り出し価格が若干高く、購入したいのにやはり躊躇してしまいます。新型の販売としては異例で、結構値引きは頑張ってくれて25万円位を目標にするのが良さそうです。

通常のフルモデルチェンジの場合、発売から半年程度は本体値引き価格は5万円~10万円で推移しますのでトヨタもセダン復権に向けて売る気満々なんだと思います。また、オプション値引きも15万円まで引き出した強者もいますが、同じ値引きを引き出すにはしっかり事前の調査や準備が必要になってきます。

せっかく値引き相場を知って、限界まで引き出したとしても、知らないと営業マンに確実に騙されて20~30万円は損してしまう大事なポイントがあります。

お金をかけずに手間なくできることなので、損をしないためにもやり方を身につけて商談に臨んでいただければと思います。
新型カムリの値引き相場と限界調査。購入者のグレードやオプションをレポート!

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