待望の新型プリウスのプラグインハイブリッドモデル、新型プリウスPHVの発売日が正式に発表されました。当初、発売日は2016年10月26日(水)と発表されていましたが、異例の発売時期延期が8月3日に公表されました。今冬発売予定とのことですが、発売日は未定です。
関係者の情報によると、軽量化を実現する新素材のドアの生産が遅れているという事のようです。そんな話題のPHVですが、はたしてどんな性能やデザインなのか。プラグインハイブリッドの実力はどれほどのものなのか。真相に迫っていきます。また、新型プリウスと新型プリウスPHVのどちらを購入するのが良いか迷っている方のためにも、様々な視点で比較していきたいと思います。
目次
新型プリウスPHVの価格は350万から370万!?
価格はアメリカで3万ドルになると言われています。日本円に換算すると約350万円ですね。現行の新型プリウスが320万円程度であることから、新型プリウスPHVとしては妥当な金額かもしれませんね。口コミサイトの予想を見ても、だいたいこのようになっていますね。
・新型プリウスPHVのSグレード:約350万円
・新型プリウスPHVのGグレード:約370万円
販売価格が正式発表されたら詳しくレポートしたいと思います。
型プリウスPHVの外観や内装について、最新の画像や動画を大量に公開しています。新型プリウスPHVの全容を分かりやすくまとめました。参考にしてみてください。新型プリウスPHVの外観・内装・動画を一挙大量公開!
新型プリウスPHVと新型プリウスのどっちを購入するか迷っている方は、購入者の評価や口コミから新型プリウスの実力をこちらで詳しく紹介してます。カタログや試乗では分からない生の声を公開しています。参考にしてみてください。
【必読】新型プリウス購入者の評価・評判・口コミから迫る真の姿とは?
新型プリウスPHVの安全技術や災害時の防災対策にも力が入っているって知っていました?地球にやさしいだけではなく、大切な家族や友人を守ってくれる新型プリウスを詳しく説明していますので是非ご覧ください。
新型プリウスPHVが災害時のライフライン?安全技術は最高評価まで獲得!【動画あり】
新型プリウスPHVの走行距離は?新型プリウスとの違いは一体どこ?
現行のプリウスPHVのバッテリー容量は4.4kWhあります。今回発売される新型プリウスPHVですが、EVのバッテリー満タン時で走れる航続距離はなんと26.4km(JC08モード)です。
新型プリウスPHVはバッテリー容量は増強(容量8.8kWh)となり、EV走行だけで約60kmの航続距離になるようです。これは新型プリウスのリッター37km/Lの燃費を誇る軽量化と低燃費化を実現していることで可能にしているようです。
さらに日本仕様のみの装備と急速充電機能なども備えており、約20分で80%程度まで充電を行えるようになっています。現行のプリウスPHVのように、充電時間6時間といった不便さもなくなります。
新型プリウスPHVの実際の燃費性能はどうなるの?
新型プリウスの市街地での平均実燃費は28.40km/Lあります。Sグレードであればガソリンが43L入るので、HV走行で約1,200Kmの走行が可能となります。これに更に、EV走行で60㎞以上走行可能となるため、一回の充電と燃料補給で約1,260kmの走行が可能になります。
つまり、新型プリウスPHVは新型プリウスと比べ、EV走行の分だけ燃費性能は優れていることになります。
新型プリウスPHVと新型プリウスを比較。
トヨタのHPでも公開されていますが、新型プリウスPHVの基本情報は以下のようになっています。
全長x全幅x全高 4645×1760×1470(mm)
ホイールベース 2700mm
重量 1510kg
エンジン型式 2ZR-FXZ
直四DOHCエンジン+モーター
総排気量 1797cc
最高出力 72.0kW(98ps)/5200回転
最大トルク 142Nm(14.5kg.m)/3600回転
モーター 1NM / 1SM
モーター最高出力 72ps / 31ps
モーター最大トルク 16.6kg.m / 4.1kg.m
駆動方式 FF
トランスミッション 電気式無段変速機
JC08モード燃費 37km/L
EV航続距離 60km以上
新型プリウスとの比較対応は以下のようになっています。
車両重量の違い、乗車定員数が4名となる、EV走行距離が60Kmに向上という点が大きな違いとなっています。
新型プリウスとの見た目の差別化
現行プリウスとPHVは同じエクステリアデザインを持つのですが、今度の新型はエクステリアが差別化されます。フロント周りのデザインは大きく異なりPHVは角形4灯LEDヘッドライトを持ちロアグリル左右のフォグランプの外側はLEDイルミネーションランプとなります。フォグライトの所に大きなインテークデザインが採用されベースモデルよりもスポーティーなデザインを持つようになります。
新型プリウスPHVの走行イメージが近未来的で高級感が凄い!
プリウス PRIMEの発表において、新型プリウスPHVの走行イメージも公開されました。燃費性能だけでなく、こだわって差別化されたエクステリアの高級感が感じられます。
フロントマスクがスポーティー
新型プリウスのフロントマスクは、トヨタの「T」をイメージしたデザインに対し新型プリウスPHVは、「X」のフロントイメージです。ロアグリルはPHVの方が圧倒的にスポーティーなイメージに仕上がっています。
リアデザインもスタイリッシュ
リアデザインは横長なテールランプとなっています。リアに関してはバックランプのみLEDではありませんが、デザインは秀逸で一目で新型プリウスPHVであることが分かる力強いイメージのデザインに仕上がっています。
リアガラスは空力性能をあげたダブルバブルバックドアウインドウが採用されており、形状・視認性も今までのプリウスにはないデザインと機能を備えています。
現行プリウスPHVとの違いは?
・新型プリウスPHVは“ICONIC Human-tech”デザインコンセプトが取り入れられ、一目見てPHVだと分かる斬新でスタイリッシュなエクステリアに仕上げられており、ベースモデルのプリウスとは大きく差別化されています。
インテリアも新型プリウスと差別化。高級感が凄い!
サテンメッキによるクラスタモールによりセンター部のデザインがより印象的になっています。両サイドには盾形のワイドなエアコンレジスターも搭載され、新型プリウスとの差別化が感じられる内装になっています。とにかく高級感が随所に感じられるつくりです。
日本仕様も4シートを採用!
米国モデルは4人乗りが標準のモデルですが、日本仕様も4シートとなるようです。
後部座席はゆったり広いスペースが確保されているようです。
スマホ感覚の操作が可能な大画面ナビ搭載!
11.6インチ T-Connect SDナビゲーションシステムが搭載されます。
6月下旬に発売の社外ナビ(BIG Xシリーズ)では、ヴェルファイア用に世界最大サイズの11インチナビがありますがこのサイズよりも更に大きなディスプレイです。
オーディオ、空調などの新型プリウスPHVにおけるさまざまな情報がディスプレイに集約されています。画面が大きいのでスマートフォン感覚の直感的な操作も可能となっています。スマホ感覚で扱える点が、スムーズな操作と操作時のイライラがなくなり快適ですね。
車内の広さはどうなるの?
ホイールベースは2700mmもあるので室内はゆったりとしています。
ラゲッジスペースについては、駆動用リチウムイオンバッテリーがラゲッジスペース下に格納されていますが、ゴルフバック2個積むことが出来る広さを確保しています。
最新のソーラーパネルの実力は?
今回の新型プリウスPHVは、世界初ルーフトップにバッテリー充電用ソーラーパネルを搭載しています。システムを起動していなくてもお昼間太陽光発電を行い、駆動用バッテリーおよび12V(ボルト)バッテリー系統へ動的に充電されるものです。
駐車中も駆動用バッテリーを充電し、走行中は駆動用バッテリーの消費を抑えることで、EV走行距離や燃費の向上に貢献しているそうです。
なお、ソーラーパネル最大出力は180Wあるようで、満充電でJC08燃費では約6Kmとなっています。週末に近隣をチョイ乗りするような使い方であればソーラー充電でだいぶまかなえてしまいます。晴天で約12日程度で駆動用バッテリーが満タンになるようです。もう少し熱効率が高められると良かったような気がします。この機能はオプションとなっており金額は約20万円です。SとSナビパッケージで選択可能なようですよ。上位グレードに展開されない理由が分からないので調べたらまたこちらで紹介したいと思います。
充電スタンドがない駐車場や災害等で停電した場合も、太陽光があれば駆動用バッテリーの充電が可能になるのでバッテリーが切れて動かせなくなる心配はありません。
新型プリウスPHVの静粛性はどうなのか?
新型プリウスPHVは静粛性も新型プリウスより向上しています。発進から加速して高速の巡航時に至るまでは、バッテリーの電力が充分にある場合のみモーターの力だけで走行することができます。モーターの力だけで走行できている時は、エンジンが止まっています。そのためエンジン音は小さく、優秀な静粛性を発揮します。
新型プリウスPHVは他にどこが優れているの?
新型プリウスPHVに搭載される新機能として「先読みエコドライブ」が追加されます。
この機能は、交差点の手前などで減速や停止をする時のドライバーの運転をサポートすることで、実用燃費向上を図る機能です。
先読みエコドライブの凄いところは、ドライバーの過去の運転傾向を分析するところです。減速や停止の可能性が高い場所をデータとして蓄積し、減速や停止する可能性が高い地点に接近した時に「アクセルOFF案内」と「回生拡大制御」を作動します。これにより早めにアクセルペダルを戻してバッテリーへの回生量を増やすことで、燃費向上を実現しています。
結局、新型プリウスPHVは買いなの?新型プリウスのほうがいいの?
新型プリウスPHVのほうが初期の割高も燃費と補助でカバーできるますし、何よりも新型プリウスとの差別化が図れていて見た目もかっこいい出来に仕上がっています。更にラグジュアリー感あり、新型プリウスPHVは買いと判断しています。プラグインハイブリッドの売上拡大の起爆剤となることは間違いないでしょう。実際にトヨタでは年間6万台の売り上げ目標を立てているようです。購入や維持で手厚いサポートにも期待できるでしょう。
新型プリウスPHVを安く買う裏ワザ
ちょっとしたテクニックで20万円以上の値引きができます。やらないと損してしまいます。ディーラーに騙されて損をしないためにも参考にしてみてください。
新型プリウスは発売から期間が経ち、特別仕様車やPHVの登場もあり、現在では値引きにもある程度応えてくれるようになってきました。気になるのはどうやってPHVを安く買うかですよね。発売したばかりでは当然期待できない値引きですが、唯一購入者のノウハウで下取り価格を上げることでトータルの購入費用を抑えることができます。
新型プリウスPHVはプラグインハイブリッドの普及に向けて購入や維持のサポートは手厚く行われることが期待されていますが、商談の進め方では気を付けないと損をしてしまいます。ディーラーはどんな手口で商談を進めるのか?騙されて損しないためにはどうすればよいのか?どうやって値引き交渉するのか?
この後は損をしない値引き交渉について紹介していきます。
値引き交渉で絶対にしてはいけないこと
一つだけ、ディーラーとの商談で確実に最大限の値引きを引き出すために絶対にしてはいけないことがあります。それは「下取りあり」で商談を進めることです。
これだけは絶対にしてはいけません。なぜなら
最近のディーラーは、値引きと下取りの上乗せを合算して、多く値引きしたように見せかける
手法をとってくるからです。
多くの人が騙されているこのやり口を回避して、最大限の値引きを引き出すやり方をこれから紹介していきます。ここまで見てくださった方々には、絶対損をしてほしくないので是非参考にしていただきたいと思います。
新型プリウスの値引き相場を把握する
口コミサイトで2015年12月から2016年6月までに購入された70名の方を対象に、新型プリウスの値引き相場を調べてみました。車両とオプションの合計値引き金額を集計したところ、平均15.7万円・最大で40万円の値引き相場となっているようです。発売段階では難しいのですが、トヨタが今後売っていきたい車種であることを踏まえて、新型プリウス同等の値引き額を目標に商談を進めるのがいいかもしれません。
新型プリウスの値引き詳細は以下の表でグレード別の内訳や車両/オプション値引きの内訳をまとめています。PHVの値引き商談時の参考にしてください。
表1. グレード別の値引き相場(車両値引き+オプション値引き合計)
表2. グレード別の値引き相場(車両値引き/オプション値引き別)
最近のディーラーの商談傾向と対策
最近はネットの普及に伴って、以下のような昔からある値引き手法が通用しづらくなっています。
・同クラスの車種比較
・同系列の他店舗による相見積
更に
最近のディーラーは、値引き額と下取り額の上乗せ分を合算し、購入者が自分の交渉で値引き額を多く引き出したと錯覚させる商談と営業トークを進めてきます。
車両とオプションの2つの値引き額に対して、あらかじめ安く設定された下取り価格を上乗せさせる形で全体の値引き額を丸め込んで値引き額を提示してきます。
「これ以上の値引きはもう限界ですよ。」なんて言いながら商談をまとめにかかってくるというわけです。
この話を知らないと大抵は騙されてしまうそうです。
ではどうすれば良いか?
対策は以下の3つになります。
(1)商談時にディーラーを訪れた際に「下取りは無し」と伝える。今乗っている車はどうするのか聞かれたら、身内に譲ると伝えておけばOKです。
(2)現在乗っている愛車の最大買取価格を把握する。
(3)下取りなしで商談を進め、最終段階に入り、十分に車両値引きとオプション値引きを引き出したら、「譲渡する予定だった車が身内にいらないと言われたので下取りにしたい」と伝える。
営業に複数の買取業者から査定してもらった最高買取価格を提示して、「同じ金額で買い取ってもらえないか?」と伝えるとかなり高い確率で査定アップしてくれます。
この段階で、下取り金額の問題さえ解決すれば新車に買い替えてもらえるお客さんになっているはずなので、営業も赤字覚悟で相談に乗ってくれるはずです。
最後に愛車の最大買取価格を把握する方法を紹介します。
愛車の最大買取価格を一括査定して日給20万円
愛車の最大買取価格を把握する方法は、販売ルートの多い買取業者から一括査定を行って買取価格の見積もりを取ることです。
ちなみに私の場合、家の近所にマイナーな買取店が1店舗しかないので、一括査定サイトで複数社から査定を取って、一番査定額の高い金額を把握しました。CMや雑誌でよく見るGulliverやカーセブンなど合計10社から見積取得しました。
買取業者間でも価格はまちまちでしたが、入手した見積もりは、トヨタ公式ホームページの査定価格と比べて20万円以上も高く査定されました。
ディーラーの下取り価格もトヨタ公式ホームページの査定額とほぼ同額だったため、この最大買取価格を営業に伝えて査定額の20万円アップを達成しました。
手間なくスピーディーに最大買取価格を把握するには
一括査定を依頼しても普通のサイトだと査定まで数日かかりますが、「かんたん車査定ガイド」は必要事項を入力後、すぐに概算価格を画面で確認できます。メーカー、車種、年式、走行など1,2分で必要項目を入力し、無料で概算価格が取得できるので経済的にも時間効率的にも助かりました。
まだ売る気がなくても、とりあえず査定額がどれぐらいなのか知りたい場合にも、概算価格だけチェックするのもありです。手間なく無料なので気軽に利用してみてください。
▼▼かんたん査定ガイドの公式ページはこちら
買取業者を選択して、メールのやり取りのみで買取価格を把握するには
最近よくCMで見かける株式会社リクルートが運営する「カーセンサー.net」もお勧めです。利用者数は約390万人を突破し、加盟している買取業者はCMや雑誌で見かけるメジャー所が多く登録されているので安心して査定依頼ができます。
一番のお勧めは、連絡希望時間帯の入力欄に「e-mailで連絡希望」と記入するだけで、買取業者との電話のやり取り無しで、メールにて買取金額の概算見積が入手できる事です。
電話対応なしで、複数社からメールのみで買取金額を入手して一番高く買い取ってくれる業者を絞り込めるので凄く便利です。
平日に査定依頼をオンラインから入力しても、メールのやり取りなので、当日や翌日の仕事に全く影響しないで気軽に利用できます。また査定依頼を行う際に曜日や時間帯を気にする必要もなくなります。これはとても大きいです。
更に査定依頼時に嫌な買取業者は避けて、自分で買取業者を指定できるのも他にはないメリットです。
・仕事中に電話してほしくない。やり取りはメールだけで完結させたい。
・週末の商談に向けて、平日のうちに見積を取っておきたいが、仕事中に業者からの電話は出れない。
・買取業者との電話のやり取りがメンドクサイ
そんな方には、「カーセンサー.net」がお勧めです。
「かんたん車査定ガイド」と比べると若干入力項目は多いのですが、90秒程度で完了できるのでそれほど手間もかからない無料査定のサイトです。リクルートが運営というのも安心材料です。
▼▼カーセンサー.net簡単ネット査定の公式ページはこちら
利用者の数は390万人を超え、リクルートが運営する安心の無料買取査定サイトです。買取業者との電話連絡なしで、メールのみで簡単に買取査定の最高額が分かります。査定依頼に曜日を選ばず、手軽に使いやすいのが特徴です。カーセンサー.net簡単ネット査定